古銅鏽釉花瓶

  • 時代:清朝(1800年代中期頃)
  • サイズ:口径3×H28㎝
  • 共箱
  • 「一見、金属かと見紛う焼き物の水瓶。聖水を入れる儀器として、中国六朝時代に現れた形で、その多くは銅の合金製です。その格式と経年変化の美しさゆえ、現在まで珍重され続けてきました。それを焼き物で制作した本点は、轆轤の成形の完璧さといい、古銅の趣を表した施釉といい、大変格調高い一点です。1940年代、ストックホルムでの中国古陶磁展開催により、陶芸家やアーティスト達は中国の古い形、釉薬などから大きな影響を受け、40~60年代の北欧ストーンウエアへと繋がっていきました。」