日本画 「群鳥図」
絹本着色
作:深田 直城
(1861-1947、号:對甲山房)
作品:54.4×66.8㎝
額:65×77.3㎝
・絵の右手に直城と對甲山房の落款有り。
「日本画の中の画題の一つ花鳥画。樹木や花を描く以上に難しいとされるのが、鳥の写実的な描写です。森川曾文に四条派を学び、後進の育成にも力を注いだ直城。花枝に止まる静止した鳥ではなく、自分の技量を披露するように、疾速で飛翔する多くの鳥の一瞬の姿態を集めて画面構成しています。一羽一羽の優れた描写に感嘆すると共に、「何が起こっているのか?」と、鳥たちの向かう先を追ってしまうほど、ドラマチックでスピード感に溢れています。」